<概要>
⚫︎UXデザインとは
⚫︎UXとUIの違い
⚫︎UXデザインの各ポイント
⚫︎課題制作
⚫︎UXデザインとは?
UXとはUser eXperience(ユーザーエクスペリエンス)」の略で、ユーザーがサービスや製品の使用で得られる体験を示す言葉。
そのユーザーが製品やサービスを利用する際に感じる体験を設計することをUXデザインと言う。
【UXデザインの流れ】
リサーチ:
ユーザーのニーズや行動を調査する。
ペルソナの作成:
代表的なユーザー像を作成し、設計の指針とする。
ワイヤーフレーム作成:
画面の骨組みを設計する。
プロトタイプ作成:
動く画面を作成し、実際に操作してみる。
ユーザビリティテスト:
実際にユーザーに試してもらい改善点を洗い出す。
デザイン:
視覚的なデザインを施す。
実装:
システムに組み込む。
【UXデザインのポイント】
<ユーザー中心>
常にユーザーの視点に立ち、何が求められているのかを深く理解することが重要。
<全体像>
単に画面のデザインだけでなく、ユーザーが製品やサービスに触れる全ての場面、例えば、購入前の情報収集から、購入後のサポートまで、一連の体験を設計する。
<感情>
ユーザーがどのような感情を抱くのか、どのような体験をしてほしいのか、といった感情的な側面も考慮する。
【なぜUXデザインが重要なのか?】
顧客満足度の向上:
ユーザーが使いやすい、楽しいと感じれば製品やサービスに対する満足度も向上する。
リピーターの増加:
良い体験をしたユーザーは再び利用したいという気持ちになる。
競合との差別化:
UXデザインを徹底することで他の製品やサービスとの差別化を図ることができる。
【UXデザインの具体的な例】
Webサイト:
使いやすいナビゲーション/見やすいレイアウト/スムーズな情報検索
スマートフォンアプリ:
直感的な操作性/美しいデザイン/パーソナライズされた機能
家電製品:
簡単な操作性/安全設計/快適な使用感
【UXデザインに関わる仕事】
UXデザイナー : UXデザイン全般を担当
UIデザイナー : ユーザーインターフェースのデザインを担当
情報アーキテクト : 情報構造を設計
インタラクションデザイナー : ユーザーとのインタラクションを設計
★UIとUXの違い
UI(User Interface)とは:
車の運転席に例えると、ハンドル、アクセル、ブレーキ、メーターなど、実際に触れる部分、つまりユーザーがシステムと直接やり取りするインターフェースのこと。
UIデザインはこれらのパーツをどのように配置し、どんなデザインにするか、という設計図を描くようなもの。
<見るポイント>
・スマートフォンの画面上のボタンやアイコン
・ウェブサイトのメニューやフォーム
・ゲームのコントローラー
UX(User Experience)とは:
ドライブに例えると、目的地までの道のり、車の乗り心地、景色など、運転中に感じる総合的な体験のこと。
UXデザインは、目的地までのルートを設計したり、車の乗り心地を良くしたり、景色を楽しめるような工夫をしたりするようなもの。
<見るポイント>
・ウェブサイトで目的の情報をスムーズに見つけられたか
・アプリの操作が簡単でストレスを感じなかったか
・ゲームの世界観に没頭できたか
※UIとUXの関係性
UIはUXの一部。
UIが使いにくければ、UXも悪くなってしまう。
しかし、UIが良くても、UXが良いとは限らない。
例えば、UIがシンプルで使いやすいウェブサイトでも、コンテンツが面白くなければ、UXは良くないと感じるかもしれない。
★UXはユーザー目線に立てるかどうか。
UXデザインは、単に見た目を良くするだけでなくユーザーがより良い体験ができるように、製品やサービスを設計するプロセス。
UXデザインを意識することで、より多くの人々に喜ばれる製品やサービスを生み出すことができる。