＜概要＞

⚫︎作品の制作について
⚫︎作品の立案

＜講義のまとめ、ポイント、感想など＞

★2ヶ月目は「デザインする」
訓練校1ヶ月目の「デザインの基礎知識」や「デザインの面白さ」、「デザインの技術を使ってあそぶ」ことから、2ヶ月目以降は「作品」を通して実務を意識したデザイン力を学んでいく


と言うことで、まずは「実務で求められることってなんだろう？」と自分の予想をメモしておきます。


・コミュニケーションの視座
・予算の意識
・スピード感
・データの取り扱い
・もちろんデザインスキル　


…かな？


これから上記についての意識を醸成することを意識しながら学んでいきたいと思います。


では何から学ぶ？
・ピクトグラム：グラフィック・シンボルの典型。
意味するものの形状を使って、その意味概念を理解させる記号のこと。
グラフィック・シンボルは図記号とも呼ばれISOが公用語にしている。
（参考：Wikipedia https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%94%E3%82%AF%E3%83%88%E3%82%B0%E3%83%A9%E3%83%A0）


・ロゴ：図案化・装飾化された文字・文字列のこと。
組織名・商号・商品名・雑誌名・書名などを印刷・表示する際などに使用される。
（参考：Wikipedia https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%AD%E3%82%B4%E3%82%BF%E3%82%A4%E3%83%97）
ピクトグラムより用件定義が増えたものと認識すればOK。


なぜピクトグラムやロゴから勉強するのか？
ピクトグラムは「誰もがそう見えるようにつくる」ことが最重要項目である最もシンプルなデザイン。
売れるように何かを形にする商業デザイナーのお仕事の最も根本にある考え方だから。


★一番の考案ポイントは「特徴を掴む」こと
まずは表現する事象の特徴を洗い出し、整理してみる
→他と被らない唯一無二の特徴を見つける
→その特徴をどう表現し伝わるデザインにしていくかを考える
※自分のデザイナーとしての個性を入れると言うよりも、「特徴だけを形にする」


「ピクトグラム」を検索してみた

＜気づいたこと＞
・究極にシンプル
・単色、もしくは2色であることがほとんど
・単純な図形で表現されていることが一目でわかる
・なんなら一筆書きできそう
・一番伝えたい要素以外は入っていない
・誰でも同じ解釈になりそう（議論の余地を与えない的確さ）＝共通言語
・設置場所とデザインを一緒に見たら絶対に意味がわかる


★仕事でピクトグラムを作成する時間は5分！
※思考時間は除く
ピクトグラムやロゴは主にIllustratorを使用して制作する。
ひとつ5分を目標に操作に慣れる、操作のイメージが付くようになることが大事。


★ユニバーサルカラー（カラーユニバーサルデザイン）について
年齢や性別、文化、障害の有無などを問わず、どんな人にとっても快適に利用できる設計を行うユニバーサルデザインの考え方に則った色の使い方の考え方とその呼称。
色覚異常者（色弱者）特有の見え方も考慮した上で、誰もが視認しやすい色使いを行う。
参考：「TOPPAN BiZ」https://solution.toppan.co.jp/creative/contents/dentatsuclinic_column09.html

ユニバーサルカラーの考え方を応用することも多く、色彩検定を取得するなど知識を持ち合わせるデザイナーが多い。
ピクトグラムなど全ての人に共通の認識を持たせるデザインのにおいては必須の情報であり、学び意味がある。



【実際にピクトグラムを作ってみる】
次回の講義で実践するために、ピクトグラムの作成方法について学びました。
※やり方の一つとして教わりました。
自分でやりやすい方法を探していくこともOK

①ガイドを作る
長方形ツールで50mm×50mm（一例）の図形を作成し、表示→ガイドにする
ガイドをロックする
複数作成する場合は、ガイドのロックを解除して同じサイズのガイドを複数作成し並べる
（並べる間隔を指定してコピペを繰り返すと簡単）


②パスをアウトライン化する
ペンツールなどで書いた線では通常、線の真ん中にパス・セグメントが表示される。
これをアウトライン化することで、線を囲むように外側にパスやセグメントが表示されるようになる
How To：オブジェクト→パス→パスのアウトライン

③線の太さを指定して統一する


④実際にイラストを描いていく
先生のデモンストレーションを見ながら、「いかにシンプルな操作で作れるか」が重要なポイントだと感じました。
具体的には
・図形ツール＞ペンツール
・パスファインダーを活用

【実際に作ってみる（下準備）】
次回の制作に向けて作ってみたいイメージを出してみた。


・「キャンプ好きだけど、あまり掲示板とかでピクトグラム化しているものを見たことが無いなあ。」
　-ここでテントを張ってはいけません。
　-ここでハンモックを張ってはいけません。
　-ここで焚き火をしてはいけません。

・「こんなのあったら汎用性あるかも！」
会社にいた頃を思い出して、最近の新常識をピクトグラムに。
　-このエリアではオンラインミーティングはしないでください。（カフェなどで声が迷惑・画面に映ってしまうことが迷惑 のような状況を想定しました）
　-クールビズ実施中
　（従業員の服装について文句を言ってくるお客さんがいるので）

・「道路標識にループ入れてみたらいいんじゃない？」
・「『足元が滑りますのでご注意ください』ってよくみるよなあ。」

次回、これらをIllustratorでピクトグラムにしてみるぞ。