2025.04.09 これまでの復習/生産性の重要性(10:00 AM~3:30 PM)

<概要>

⚫︎「Illustrator」「Photoshop」グラフィックツールの復習
⚫︎成績考査について
⚫︎バックアップについて


<講義のまとめ、ポイント、感想など>


⚫︎「Illustrator」「Photoshop」グラフィックツールの復習

・IllustratorとPhotoshopの機能の違いはそこまで大きくなく、できることも似通っている
・どちらかでしか出来ない操作ももちろんあり、一般には下記のように覚えると良い

 -Illustratorは印刷物向き、拡大縮小してシチュエーション問わず使ようなロゴ等の制作に向いている
 -PhotoshopはWebグラフィックの作成に向いている、また写真の加工にはPhotoshop一択


・職場や環境によって、同じデザイナーの肩書きでも使うツールの比率は変わってくる。
自分自身でやりやすいツールや方法を探していくことが商業デザイナーとして上手くなるための一歩。


⚫︎バックアップについて

バックアップは問題発生時に確実に復旧できるようにすること。
データを確実に守る方法はない。
不慮の事故などであっても責任の所在の如何に問わず意図しない問題が発生した場合に、デザイナーとしての制作物を守ること、クライアントからの信頼を守ることに繋がる。


→バックアップは納品や信頼にも関わる、デザイナーに取って必要不可欠な知識

実際のお仕事では、間違いや誤ったデータも記録に残しておく。
→企業で作成したものは全て業務時間を利用した制作物だから。
失敗も取っておくことが重要。


単純に「制作時間」で「作業」して「作品」を「仕上げ」て「納品」する。
ということを記録しながら行えば問題ない。


バックアップという言葉自体は簡単に聞こえるが、
生産性の高い(評価される)人材になるための大切な意識でもある


・無駄が多い
=作業時間、計画性、作業効率、作業手順(段取り)、目的(目標)の逆算 に対する意識・理解不足


つまり…デザイナーとしてバックアップは必要な大事なスキル(技術)である。
作業の区切りには定期的にバックアップ、整理整頓をするよう意識づけること。
その際に自身の作業の振り返りやゴールの再確認を行うこと。


★具体的なバックアップの方法

・データはコピーして3つ持つ(USB、SDカード、外付けHDD(SSD)、NAS、M-DISC など)

・2種類以上の機器にデータを保存する

・バックアップの1つは遠隔地で保存する(クラウド※がおすすめ)


※基本のクラウドサービス
・Dropbox.com(https://www.dropbox.com/ja/):
有料版はもちろん、無料版も使用できる。
ビジネスの場でも多く使われる機会がある。


・Google Drive(https://g.co/kgs/kAfyx12):
Googleが出すサービスで、Google accountを持っていれば横断できるサービスのため利便性も◎。
無料版で15GBまで利用できる。
クライアントと共有する場面もあるため、覚えておくのが吉。


・OneDrive(https://www.microsoft.com/ja-jp/microsoft-365/onedrive/online-cloud-storage):
Microsoftが出すサービスで、Office365の機能の一部。
実績を持つサービスで企業導入数も多い。


・Box(https://www.box.com/ja-jp/home):
世界の高収益企業ランキング上位の約70%が導入しているサービス。
ビジネス版はもちろん、個人向けの無料サービスも展開している。


・iCloud Drive(https://www.icloud.com/iclouddrive/):
Apple社の製品を持っている人向けのサービスで、Apple AccountのIDで簡単にアクセスできる。
Windows版もリリースされており、それ以外の方も利用可能。
リアルタイムで共有できる点やオフラインでも編集できる点(オンラインのタイミングでアップデートされる)がポイント。


★そのほかポイント
・保存の際は命名規則を作っておく
例:〔案件(クライアント)名〕_〔制作物〕_〔年月日〕_〔通し番号〕


・ZIPファイルにしておく
→ZIPファイル化したその時以降編集ができなくなるため、何をどこまで進めたか、という内容把握が明確で誤操作も起きづらい。


・時系列をつけておく
→バックアップをとった日付でとにかく整理しておくのが好ましい。(末尾に年月日を随時追加していく)


★「バックアップ+作業管理」を徹底する!
・「報告・連絡・相談」を徹底的に
・「未着手」と「対応中」と「済み」を徹底的に
・「何時」「どこで」「誰が」「何を」「何故」「どうした」を徹底的に


どのような組織、職種にも通じることですが、この地盤固めがしっかりと身についているかが実は求められている人材要件だったりする、というお話。



※アイキャッチ画像は、生成AI(Gemini)で作成しました。

指令文「バックアップについての大切さを学びました。
忘れないために記憶に残るイメージにして残したい。
単純明快に画像化してみてくれない?」
(ちょっと大雑把に投げすぎましたが、Geminiはアイディアをくれました。)