⚫︎Webマーケティングの歴史について

★Webデザイナーの仕事の基本は「バナー」と「Webページ」から！
ここまで学んだバナーやWebページの作り方が基本となり、それはマーケティングの歴史に繋がっていく。
Webビジネスの仕組みをしっかりと理解し時代の流れと変化にアンテナを張って行くことが重要。

1.Webマーケティングはバナーやアフィリエイト広告からスタート
2.検索エンジンの登場とともにSEO、リスティング広告が誕生する
3.ブログやSNSにより中小企業や個人が広告を発信する流れが加速
4.インバウンドのアプローチをするコンテンツマーケティングが浸透
5.今後はAIがWebマーケティングにも影響を与えるようになる

⚫︎Webマーケティングの「基礎知識と手法」について
　⚫︎SEOリスティング広告について
　⚫︎アフィリエイト広告について
　⚫︎オウンドメディアについて
　⚫︎コンテンツマーケティングについて

◼︎（復習）マーケティングとは、商品やサービスが売れる仕組みを作ること

＜具体的なプロセス＞
・市場調査
・商品開発
・広告宣伝
・販売促進
・営業
・販売
・販売後のサポート

◼︎では「Web」マーケティングとは？
Web上にあるサイトやサービスなどを使うマーケティング活動のことをいう。
Webマーケティングでは、ユーザーを呼び込むための広告配信やコンテンツ制作を実施し、ユーザーが商品やサービスに対して興味を持ち、購入してもらうことを目的とする。

◼︎デジタルマーケティングとの違い
Webマーケティングとデジタルマーケティングは、Webサイトだけを活用するか、Webサイトも含むデジタル技術全般を活用するかという点に違いがある。
デジタルマーケティングは、デジタルコンテンツやデジタルデバイスを幅広く活用したマーケティングのことを指し、ECサイトやSNSなども含まれるためWebマーケティングよりもアプローチする範囲が広いことが特徴。

◼︎コンテンツマーケティングとの違い
コンテンツマーケティングとは、コンテンツを作成してブランディングやコンバージョンを促すための手法で、WebサイトやECサイト、SNSの他に、チラシやDMなどがある。
商品やサービスについて直接アピールするのではなく、ユーザーの悩みやニーズを解決することで購買行動につなげるといった特徴がある。

◼︎Webマーケティングの施策の進め方

①自社のマーケティング戦略を決める
市場（customer）：ターゲット顧客を可視化する
自社のモノ・サービスはどんな顧客に求められているのか、市場全体でどういうトレンドがあるのかを調査し、可視化しておく。

競合（competitor）：競合他社を調査する
競合がどのようなモノ・サービスをWebで販促しているかの調査はもちろん、それによって判明した競合性が低い領域への参入を検討するためにも必要不可欠。
既に競合が強すぎる領域への参入を控えることで、施策の費用対効果を上げることも可能。

自社（company）：自社の強みや課題を把握する
ターゲット顧客が自社商品・サービスを購入しうるのかという視点で調査する。
競合が持っていない強みは何なのかを理解し、それを持ち味にしたマーケティング施策を打ち出したり、競合と差別化するコンテンツを作成したりすることが、自社のファンを作る近道になる。

②マーケティングの「目標」を決める
KPIとは？
「Key Performance Indicator（キーパフォーマンスインジケーター）」の略で、重要業績評価指標のこと。
最終目標をクリアするために、小さな目標を達成したかを測る指標。
売上や申し込み数などが該当する。

KGIとは？
「Key Goal Indicator（キー ゴール インジケーター）」の略で、重要目標達成指標のこと。
最終目標が達成できたかを示し、例えば、「売上を作るために毎週100人の新規会員を獲得する」などが該当する。

③Web上で集客する
多くの人が利用する場所にユーザーの関心を集められる情報を配信すると、低コストで多くの集客が期待できる。
GoogleやYahoo!などの検索エンジン、FacebookやTwitterなどのSNSやYouTubeなどは、自社のWebサイトへつなげる窓口になる。
商品やサービスなどの直接的な情報の広告の他にも、役に立つ情報などを提供し続けることも自社の認知度を高めるため、集客につながる。

◼︎Webサイト運用
自社あるいはサービス等の説明や問い合わせ、購入などが行えるWebサイトを制作・運営する。
運営する目的は企業によってさまざまだが、サイトの保守・管理を行いながらユーザーニーズに応えていくことが必要不可欠。

＜Webサイトに集客するための手法＞
「集客施策」
SEOやSNS広告などでサイトへの集客数を上げる施策
「接客施策」
ランディングページや入力フォームを最適化し、快適に利用してもらい成果につなげる施策
「再来訪施策」
リターゲティング広告などを行い、優良顧客へ育成する施策
「効果測定」
アクセス解析などを活用することで、Webマーケティングの効果を測定して改善につなげる

＜Webサイト運用における具体的な作業内容＞
・ドメインやサーバーの管理
・Webサイトに掲載するコンテンツの追加や更新
・Webサイトの分析と改善
・ユーザーからのお問い合わせやトラブルへの対応

④ユーザーの行動を促す
コンバージョンにつなげるためには、ユーザーの購買行動を促す必要がある。
Webサイトにターゲットを集客しても離脱してしまっては意味がない。
コンテンツの内容を充実させる、メールマガジンを配信するなど、ユーザーが思わず商品やサービスを購入したくなるような工夫が大事。
ユーザーが利用しやすいようにコンテンツの入力フォームやデザインを改善するEFO、売上につながるユーザーの比率を向上させるLPOなどの施策も効果的。

⑤顧客との関係を維持する
商品やサービスを購入したユーザーが、再び自社を利用するように関係を維持することが大切。
そのためにマーケティング施策の結果を分析し改善ポイントを洗い出す。
リピーターは、自社の利益につながる重要な優良顧客となり、その中には個人的にSNSなどで自社の情報を発信することもあり、非常に影響力がある。
新規顧客も利益につながる一方、獲得するまでに既存の顧客の5倍コストがかかると「1:5の法則」では言われており、優良顧客の育成は、自社の利益を大きく伸ばすことになると言える。

★まとめ